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歯周病
歯周病は、歯を支える歯茎や顎の骨などに生じる病気です。知らないうちに症状が進むため、歯がぐらつく、かみにくいなどの症状が出てご来院いただいた頃には、重症化していることもあります。
歯を失う原因にもなる歯周病ですが、きちんと治療することで病状の改善が見込めます。
歯周病治療で大切なのは、歯周病ポケット周辺にこびりついた歯垢や歯石を落として歯周病菌を減らすことです。そのための方法として、ご家庭でできるブラッシング方法やフロスの使い方をレクチャーしています。治療のメインはブラッシングと歯石取りですが、歯周ポケット内の細菌除去をする根面デブライドメント法、歯茎を開いて歯垢や歯石を除去するフラップオペレーション、歯周組織再生を目的とした再生医療をご提案することもあります。
歯周病が進んで残りの歯もグラグラしている方には片顎全体の歯を長いブリッジでつないで固定する、全体ブリッジ治療をご提案しています。
治療完了後は、歯科医師によるチェックと歯科衛生士によるお口のクリーニングを、1〜3ヶ月ごとに受けていただきます。
虫歯
一度できた虫歯をそのままにしていても、自然に改善することはありません。むしろ、先延ばしすると症状が進行して、より広い範囲を削ることになります。歯は削れば削るほど弱くなりますので、なるべく早いタイミングでご来院ください。
虫歯治療では、なるべく痛みに配慮するよう心がけています。治療した部分に施すつめ物やかぶせ物に対するご要望は、患者さまによって様々です。費用や仕上がりについてしっかり話し合ったうえで、ご提案させていただきます。
定期検診
歯を抜くことなくお年を重ねても多くの本数を残せるようにするには、歯とお口の中をなるべく健康なままに保つことが重要です。悪化してから治療するのではなく、予防するとともに、もし何かあれば早期に治療を受けましょう。
早期治療で抜歯を回避するため、気になる症状がなくても歯科医院で定期検診を受けることを習慣にしてください。お口の状態をチェックした時に、虫歯や歯周病が見つかればそのまま治療に移ることができ、大がかりな治療となるリスクを減らせるからです。
入れ歯（義歯）
歯を失ったらそのままにせず、人工歯を補って、再びかんだり話したりできるように治療します。
もちろん、歯を補う方法には部分入れ歯や総入れ歯もあります。一般的な樹脂製の入れ歯だとしっくりこない場合は、薄くてフィット感の良い金属床義歯をご提案しています。このように、歯を補う治療は、患者さまのお口の状態に合わせて、かみ合わせと完成後の見た目を考慮して進めます。
新しい入れ歯を作るだけでなく、お手持ちのものを調整することも可能です。入れ歯を使っている時に生じる違和感や痛みは、調整で改善することもあります。「以前作った入れ歯が合わなくなってきた気がする」「入れ歯を使うと痛いから、ちょっと様子を見てほしい」など、入れ歯でお悩みの方は、どうぞご相談ください。
つめ物・かぶせ物
お口を開けた時に、つめ物やかぶせ物が目立つのではと気になる方には、白いセラミック素材を使った治療をご案内しています。自然で美しい見た目に加え、強度も優れていることが特徴です。
セラミック素材なら患者さまの歯に近い色味と質感を再現できるため、隣り合う歯と調和して違和感のない自然な仕上がりにできます。年月が経っても変色しにくいという利点もあります。また、金属を含まないので、金属アレルギーを起こす恐れがありません。かぶせ物の端から金属が見えたり歯茎が黒ずんだりすることがないのも魅力です。
さらに、天然の歯と同じくらいのすり減りやすさなので、かみ合う歯に負担が少ないといえます。素材の粒子が細かいので表面がツルツルしていて、歯垢が付きにくいため、健康面にもメリットがあります。
インプラント
インプラントの特徴は、もともとご自身の歯があった状態に近づけられることです。治療では、歯を失ってしまった部分に土台となるチタン製の歯根を埋め込み、セラミックなどで作った人工の歯を上からかぶせます。
一般的なブリッジと違って隣り合う歯を支えにしないため、負担がかかりません。留め具などもないので、その異物感がないことに加え、見た目も自然です。土台となる部分は顎の骨にしっかり固定されているため、ご自身の歯によく似た感覚で力強くかむことができます。
歯を失ってしまった患者さまにインプラント治療をすることで、食べ物をしっかりかめる喜びを手にすることができるよう、お手伝いしたいと思います。